傷ついたインナーチャイルドを癒やす事を、自らホメオパシーで体験をしたとらこ先生の語る言葉には、真実があり、心に響くのです。
誰もが傷つき、誰もが苦しみもがきながら、人生を生きている中、とらこ先生の生き方そのものが道しるべとなっていると思います。自分を乗り越えた人は、美しく、輝いています。
とらこ先生のホメオパシーによる症例の紹介は衝撃的です。酷いアトピーの子ども、注意欠陥多動症のような子どもや、犬のように人にかみつく子ども…。そして、物言わぬ犬や猫たちを理解し、適切な同種のレメディーを選択できるとらこ先生に、どうして、彼らのことがわかるのですか?と聞くと、とらこ先生自身の人生の苦しみや悲しみの中で、よりいっそう人の心や動物の心がわかるようになったそうです。
末期癌で死を目の前にした女性のホメオパシー相談に病院まで行ったとらこ先生はさすがに「あぁ、この人はもう死ぬかもしれない」と思ったそうです。しかし、様々な難治症例を治癒に導いてきた経験に基づきひらめくように選び出されたレメディ(植物や鉱物などを高度に希釈・振盪した液体を小さな砂糖の玉に染み込ませたもの)は、彼女からまず死への恐怖を消し去り そして身体の痛みを徐々に解放していきました。
今も癌が治っているわけではないけれど、彼女はこのように言ったのです。「死ぬ気がしないのです。ということは、私は死なないのかもしれません。
なぜなら、私は、レメディーにより、罪悪感から自由になれたからです。」そして、多量の膿の排出とともに驚くべきことに、癌は明らかに小さくなっていき、医師も驚くほどの回復を見せ、退院していきました。一番大切なのは、心の在り方かもしれません。幸・不幸も実は状況が決めるのではなく、心次第と言えそうです。またその状況も、心が変われば変わってくるのでは……。
今回の講演内容は「傷ついたインナーチャイルドを癒す」というものです。どんな人も喜ばしい経験、悲しい体験など混合して育つのではないでしょうか? 「私は幼少期の心の傷が癒されてなくて、前に進めない」と漠然と感じる人は、ぜひ今回のとらこ先生の講演を聞いてください。「自分以外に自分を癒せる者(治療者)はいない」という考えを根本に置くホメオパシーに触れれば、誰かに直してもらうのではなく自分で気づいて自分で癒す……ということにきっと感動を覚えるでしょう。
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