関西盲導犬協会 藤本様
視覚障がい者の生活を
サポートする盲導犬
2013.3.26
視覚障がい者の生活をサポートする盲導犬。その育成と、盲導犬への理解を広めるためのさまざまな活動を行っています。癒しフェアのブースではワンちゃんも登場して、オリジナルチャリティーグッズなども販売予定。盲導犬の現状など、お伺いしました。
Q.当日のブースではどのようなことをされるんでしょうか。
癒しフェアでは、オリジナルチャリティーグッズの販売と募金活動を行います。収益はすべて、盲導犬協会の活動資金にさせていただいています。今回はオリジナルのTシャツやトートバッグ、タオルなどから、映画化もされて人気になったクイールのグッズなどを販売します。また、現役の盲導犬は人が触れたりしては困るのですが、広報犬のワンちゃんがブースに登場しますので、ぜひふれあいに来ていただきたいですね。
Q.癒しフェアには、愛犬家の来場者も多いですが、皆さんに伝えたいことはありますか?
盲導犬というと、「犬が仕事をしている」ということに違和感を覚える方もいらっしゃるのが現実です。今回もブースには現役の盲導犬ではなく、広報犬のワンちゃんがきますが、盲導犬というのは、重労働をしたり、遊べないことがかわいそうと思っていらっしゃる方もいます。ですが、訓練をした犬たちのなかで盲導犬になれるのは約3割。そこで、残っていくワンちゃんというのは、重労働に耐えられるからではなくて、その仕事が好きなんですよね。そういったところが誤解されやすいので、癒しフェアには小型犬と一緒にご来場される方も多いですから、ぜひ盲導犬の活動に触れて、理解をしていただきたいなと思っています。
Q.盲導犬というのは、まだまだ少ないのが現状でしょうか?
そうですね。少しずつ、頭数は増えて全国で約1000頭強が活躍しています。現在は毎年130~150頭くらいの盲導犬がデビューします。ただし、盲導犬と生活をされるのは、最近の傾向としては初めて盲導犬を持つ方よりも、今までも盲導犬をパートナーとして暮らしていた方に、新しいパートナーとして配置される場合が多いです。今は日本で10団体が盲導犬育成の活動を行っています。やはり、もっともっと理解を深めたいなと思っています。ぜひ、気軽にブースに立ち寄ってくださいね。
- (お問い合わせ)
関西盲導犬協会
http://www.kansai-guidedog.jp/