私たち人間にとって、3才になるまでの体験による学習は、生物としての基本的な生存本能に直結する情報として脳に刻まれます。これは生き物としての自然な発達の一環ではあるのですが、時にその情報がネガティブな信念として無意識の領域に蓄積され、人生の大きな足枷となるケースがあります。
虐待やネグレクトなど、生育環境に特に過酷な条件があった場合はもちろん、叱られたり、褒めてもらえなかったり、呼んでもすぐに答えてもらえなかったりといった、愛情深い保護者との間にも日常的に起こりがちな出来事でさえ、時に大きなトラウマとして心に刻みつけられてしまいます。
それが成長後の対人関係や人生の様々な場面において、過度の警戒心や不信感、恐れや極端な感情的リアクションなどという形で、影響を及ぼすことがあるのです。
元理学療法士であり、整形外科や代替医療科学アカデミー等での教鞭経験を持つ米国のライフ・コーチ 、マイケル・フレミングは、脳と心とからだについての深い理解と長年に渡る広範なリサーチによって、この、意識の深い領域に刻まれた負の学習パターンを探り出しそれを癒して開放するという、ユニークなコーチングを開発しました。
アメリカや日本で定期的なワークショップを開催しながら、人生や心や健康の問題に悩む多くの人々の役に立ちたいと努めています。
マイケル・フレミングのコーチング・スキルを米国で学び、日本における初のマイケル・フレミング公式プレゼンターとなった大竹サラが、米国発のこの革新的かつ実践的な方法を日本に紹介する一環として、トラウマ的経験によって形成される信念のパターンやその影響、マイケルのコーチング等について解説いたします。
■ATPマイケルフレミング・ジャパン公式サイト
http://awakeningtopresence-japan.com/
「幼児期に形成される思考の癖とその癒し」
- 日程:8月3日(土)13:00~14:00
幼児期の体験によって無意識の領域に形成された負の信念~思考のパターンに働きかけることで心とからだと人生に大きな癒しと変容をもたらし、米国では精神医療の現場でも注目され始めたマイケル・フレミングのコーチングの紹介と、負の信念の形成されるメカニズムとその影響について説明します。