ゲスト
岩村晃秀
世界でも稀有なコーマワークを展開する医師
IMSグループ医療法人財団明理会 行徳総合病院・神経内科所属。医師。
1997年東北大学医学部卒業後、東京女子医科大学医療センター内科医局、都立病院、国立病院、福島県浜通り地方の有床透析診療所を経て現職。
認知症、正常圧水頭症、神経変性疾患などを専門とする傍ら2012年より行徳コーマワークプロジェクト発足(現臨床コーマケア協会)。行徳総合病院にて臨床コーマワークを展開。
保険診療内でコーマワークを提供している病院は世界的にも非常に珍しく、その取り組みは医療界でも注目されている。
臨床コーマケア協会
https://comacareblog.wordpress.com/
【有料ワークショップ】コーマワークの世界を体験しよう
本ワークショップではコーマの方とのコミュニケーションのベースとなる基本中の基本 ”呼吸を合わせる”ということから、非常に静かな反応をキャッチして、そのプロセスに寄り添う方法を実際に参加者同士で体験し合います。
その時何が起こるでしょうか?普段では感じられない静寂な世界を感じた時、あなたの心に湧き上がるものはなんでしょう?
セラピスト、ヒーラー等、繊細なアプローチに興味のある方にもおすすめです。
※本講座は行徳総合病院内で長年コーマワークに携わる経験豊富な臨床コーマケア協会メンバーが担当します。
日時: 8/4(土) 10:30~12:00
参加費: 3,000円(税込)
場所: 癒しフェア 会場内
<お問い合わせ>
癒しフェア事務局
TEL.03-6459-3003
【無料講演】『コーマワークをご存知ですか?』
コーマワークとはプロセスワーク(プロセス指向心理学)の一分野で、コーマ(Coma:昏睡状態)にある方の支援のワーク、あるいはコーマの方とのコミュニケーションの方法のことです。コーマワークは従来のカテゴリーで言う医学的な治療やリハビリではなく、心理学的な支援です。
遷延性意識障害など昏睡状態にある方に対して、ごく微細なフィードバックに対する丁寧な「注意」「気づき」を向けることによって、通常はきわめて困難とされている昏睡状態の人とのコミュニケーションの回路が開けることがあります。
また極端な場合、かかわりを通して昏睡から覚醒する、意識障害が回復するといった場合もあります。コーマワークは覚醒など特定の状態を指向するのではなく、患者さんご本人のプロセスに寄り添うこと=プロセスを指向することで、自然に起こるべきことが起こるのをサポートします。力ずくでもなく、「愛情があれば」という精神論でもない実践的な方法です。
本公演ではコーマワークの発祥、意義など説明の上、通常の言語的交流とは異なる新たな意思疏通の道筋をシェア致します。
実際に病院でコーマワークをどう展開しているでしょうか?
世界的にも珍しい、保険診療内でのコーマワークの提供を行う岩村医師自ら貴重な実例を交えつつ臨床現場の実際をお伝えします。
お身内やご友人が遷延性意識障害や昏睡状態など意識障害の状態にある方、医師や看護師、臨床心理士やカウンセラー、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、介護職などで意識障害の方に関わられる方、言葉のないコミュニケーションに興味をお持ちの方、ヒーラー、セラピストなどにおすすめいたします。
日時: 8/5(日) 14:00~15:00
参加費: 無料
場所: 癒しフェア 会場内
<お問い合わせ>
癒しフェア事務局
TEL.03-6459-3003